妖怪 棚端

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棚端(たなはじ)は主に古本屋やリサイクルショップの棚の端に複数で群れを成し、客に買われるのをずっと待っているだけの妖怪。
値札が貼り重ねられれば重ねられるほどその怨念は強くなり、尚更客は離れて行くという。
言い伝えでは8本集まると合体して大王棚端(きんぐたなはじ)になるとされているがその存在は未だ確認されていない。
今回展示されているのは体色の赤い棚端辺栖(たなはじべす)という亜種である。