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"怒りのバンド天国 "
ヤマサキツヨシ / 会社員 
200X年日本は空前のバンドブームに包まれた。しかし、80年代後半のバンドブームとは異なる面があった。それは「暴力」と「バンド」が一体となっていた事。バンド天国「原宿ホコ天」は数秒に犯罪が起きる無法地帯と化していた。主人公は今年で43歳。80年代後半のバンドブームでは、ぱっとせず、その後この歳まで工場でバイト。バンドは辞めていた。上昇志向などどこかへ置き忘れていた。しかし、運命とは数奇なもので、バイト帰りに「バンドマン親父狩り集団」に囲まれた際、ギターで頭を叩かれる。そこで彼の中で何かが弾けた……。数日後、彼は喧嘩とバンドの無法地帯「原宿ホコ天」へ一人ギターを持って足を運ぶ。「俺が本物のバンド天国に変えてやる」と心に刻み、まだ見ぬ最強のメンバーを探しに歩きだす。