DOPPEL

コンドウヤスオ|会社員|Japan

主人公が目を開けると見慣れない景色が広がっていた。知らない街のようだ。道行く人に声をかけようと足を運ぶが、そこにいたのは自分と同じ顔をしたドッペルゲンガーだった。戸惑いが加速する。助けを求めるように別の人に声をかけたが、またしても同じ顔がそこに存在した。その瞬間、自分の意識が目の前のドッペルゲンガーに移り、自身の体から目の前の体へと転移したことに気づいた。そして、不思議なことに相手の知っている記憶も手にすることが出来たのだ。主人公はこの現象を糸口に元の世界に戻る足がかりを得た。解明する謎がある。